いつものビールや麦茶もいいけど、今年の夏はゆっくりと贅沢に楽しむ『水出し台湾茶』はいかが？

いよいよ夏本番、汗がしたたる暑い日には喉を潤し、身体のほてりを鎮めてくれる飲み物が欲しくなります。南の島台湾は熱いお茶のイメージが強いけれども、夏はやっぱり冷たいお茶が人気です。

甘い口当たりと香り豊かで爽やかなのど越し。清涼感たっぷりの贅沢な水出し台湾茶は、真夏のパーティーでのノンアルコール飲料にもぴったり！

水出し台湾茶の魅力

熱湯で淹れる台湾茶と比べると、水で抽出した台湾茶は、苦味成分であるタンニンがほとんど出ません。その上、甘み成分のアミノ酸が溶け出しやすいので、口当たりの甘い台湾茶に仕上がります。また、水で淹れるとカフェインも出にくいので、胃腸の弱い人や夜に飲むのもおすすめです。

さらに、水出し台湾茶は熱湯で淹れた時とは違う香りを楽しめます。熱湯で淹れると、お湯を注いだ瞬間から香りが漂いますが、水出し台湾茶の場合はお茶の温度より体温の方が高いので、口に含んだ瞬間から喉へ流れていく間にふわりと香ります。身体の中から香る感じは、冷たい台湾茶ならではの魅力です。

水出し台湾茶は、真夏のティータイムを涼しく、そしてパーティーを華やかに演出してくれます。ホームメードのノンアルコール飲料をワイングラスに注げば、お酒が飲めない人にとても喜ばれますし、お酒が好きなゲストには、水出し台湾茶に好みのリキュールを混ぜれば香りの良い贅沢なオリジナルカクテルができます！

ゆっくり楽しむ、おとなの水出し台湾茶で、今年はちょっと違った夏を過ごしてみてはどうでしょうか。

誰でも失敗なしで作れる、一番美味しい水出し台湾茶の作り方を紹介します。

1．水 100ml ：茶葉 1g　の比率で茶葉を水に入れる。

例えば500mlのミネラルウォーターには茶葉5gとなります。
茶葉にもよりますが、丸く揉まれた茶葉の場合は大さじ１弱で5gです。（右の写真参考）

コツ ① - 使う水にこだわる。

おすすめは軟水のミネラルウォーター。お茶の本来の香りと味を引き出し、美味しい水出し茶ができ、何より簡単で衛生的です！水道水を使う場合はフィルターでろ過してください。理由について詳しくは→

コツ ② - 茶葉と水を良く混ぜる。

ミネラルウォーターのペットボトルや容器に茶葉を入れたら上下に数回ひっくり返してください。こうすることで、茶葉が開きやすく、お茶の成分が抽出されやすくなります。

コツ ③ - 紙パックなどを使わない。

茶葉が直接水の中で泳ぐことにより、低温でもしっかり抽出できます。紙の雑味もお茶の味に影響してしまうので使わない事をおすすめします。

2．冷蔵庫で8時間以上寝かす。

コツ ① - 最初から最後まで冷蔵庫で。

室温で抽出すると、味や色は濃く出ますが、水出し台湾茶の魅力であるクリアですっきりとした味になりません。また、衛生面を考えても常時冷蔵庫で抽出した方が良いですよ。

3．茶葉を取り出して、なるべく24時間以内に飲む。